みなさん、こんにちは!
ゴルフコンペの表彰式で必ず登場する「ハンディキャップ」。「ハンデって何?」「どうやって計算されているの?」と疑問に思っている初心者の方や、コンペ幹事の方も多いのではないでしょうか。
ハンディキャップを理解することは、ゴルフコンペを楽しむための第一歩です。
ここでは、ゴルフのハンディキャップの基本的な仕組みと、コンペでよく使われる計算方法について、わかりやすく解説します。
※今回のハンディキャップとは公式なハンデ(JGAハンデなど)ではなく、ゴルフコンペで使用されるプライベートハンディキャップを指します。
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1. ハンディキャップとは? なぜコンペに必要なのか?
A. ハンディキャップの意味
ハンディキャップ(Handicap)とは、ゴルファーの実力差を埋めるための点数です。
これは、アマチュアゴルファーがラウンドした際の平均スコアから算出される、その人の「ゴルフのうまさ」を表す数字です。
- ハンデが大きい人 → まだゴルフを始めたばかりの初心者
- ハンデが小さい人 → 安定して良いスコアを出す上級者
B. コンペにハンデが必要な理由
ゴルフは実力差が明確に出るスポーツです。ハンデがなければ、上級者ばかりが優勝してしまい、初心者や中級者は楽しめません。
ハンディキャップを導入することで、実力に関係なく誰にでも優勝のチャンスが生まれます。
- グロススコア→18ホールをプレーした際の実際の合計打数
- ネットスコア→グロススコアからハンディキャップを引いたスコア
この「ネットスコア」で順位を決めるため、全員が公平に競うことができるのです。
2. コンペでよく使われるハンディキャップ計算方式
公式なハンデ(JGAハンデなど)を持っていないアマチュアが参加するコンペでは、その日のスコアからハンデを算出する、「ワンデーハンディキャップ」が主に使われます。
① 新ぺリア方式(新ぺリア:New Peria / 新ダブルぺリア)
現在、日本のゴルフコンペで最も一般的な方式です。
- 特徴: 参加者の事前ハンデがなくても、当日だけで公平なハンデを算出できます。隠しホール(対象とするホール)の選び方がランダムで複雑なため、実力が反映されにくく、初心者にも優勝のチャンスがあります。
- メリット: 初心者が多いコンペでも安心して利用できます。
- デメリット: 隠しホールの成績によってハンデが大きく変動するため、実力者にとっては不確定要素が大きくなります。
② ぺリア方式(Peria)
新ぺリア方式の原型となった計算方法です。
- 特徴: 新ぺリア方式と同様に隠しホールを設定しますが、ぺリア方式では対象となるホール数が6ホール(新ぺリアは12ホール)と少ないため、運の要素がさらに強くなります。
③ オネストジョン方式(Honest John)
参加者が自己申告でハンデを決める、ユニークな方式です。
- 特徴: 参加者はラウンド前に「自分の今日の目標スコア(または予想ハンデ)」を申告します。ラウンド後のスコアが、申告したスコアに最も近かった人が上位になります。
- メリット: 申告制のため、事前準備が不要で盛り上がります。
- デメリット: 自己申告が実力とかけ離れていると、不公平感が出ることがあります。
3. 【幹事向け】方式選びのポイント
| 方式 | おすすめのコンペ | 公平性(実力反映度) | 運の要素 |
| 新ぺリア方式 | 会社コンペ、初心者中心の会 | 中 | 大 |
| ぺリア方式 | 懇親会、カジュアルな会 | 低 | 特大 |
| オネストジョン | 気心の知れた仲間同士の会 | 低 | 大 |
まとめ
ハンディキャップは、ゴルフコンペを盛り上げ、全員が最後まで「優勝できるかも!」というワクワク感を持ってプレーするための大切な仕組みです。
特に「新ぺリア方式」は、初心者から上級者まで楽しめるバランスの良さがあります。コンペの目的や参加者のレベルに合わせて、最適な計算方式を選んでくださいね!
Q&A(よくある質問)
新ぺリア方式の「隠しホール」とは何ですか?
隠しホールとは、新ぺリア方式でハンデを算出するために、事前に幹事さんが秘密裏に選んでおく12ホールのことです。参加者はどのホールが対象か知らされません。この12ホールのスコアをもとにハンデが計算されるため、実力者が隠しホールで大叩きをすると、初心者にもチャンスが生まれるのです。
公式ハンデ(JGAハンデ)とは何ですか?
JGA(日本ゴルフ協会)が定める、信頼性が高く、国際的に通用するハンディキャップです。複数のラウンドの成績をもとに計算され、その人の実力を正確に反映します。公式競技などで利用されますが、取得には手間と費用がかかります。
コンペで「上限ハンデ」を設定するのはなぜですか?
上限ハンデを設定する理由は、あまりにも大きなハンデが付いてしまい、実力との差が開きすぎるのを防ぐためです。例えば「ハンデの上限は36まで」と決めておけば、初心者が運だけで優勝するのを防ぎつつ、ゲームとしての公平性を保つことができます。



